日本酒の新ジャンル「ユキカモシ」
意外と知られていませんが、雪国でつくられる日本酒は雪の降る季節に仕込まれます。この文化は、空気中の雑菌が雪とともに落ちるので、他の季節よりも空気が澄み、酒造りに適した環境になる事から生まれたと言われています。
日本酒は「大吟醸」や「純米酒」などの製法によるランク分けや、原料のお米によるブランディングはされていますが、産地や環境によるブランディングはあまりされてきませんでした。その点において、世界的に見ても稀な豪雪地帯である日本の雪国の酒は「雪の降る」環境で醸すという独自の文化を持っており、それ自体が一つのジャンルになり得ると考えています。
「ユキカモシ」はそんな雪の降る環境下で仕込んだ酒を一つのジャンルとして確立し、ブランドとして育てていくプロジェクトです。